【閲覧注意】簡単な部屋の片付けかと思ったら特殊清掃じみた部屋の片付けだった-後編2-
ラクテ「とりあえずキリないから机整理しよ。」
ミズゴロー「キリがなくしたやつはだれだよ。」
ミズゴローたちはラクテハウス掃除の目的の1つ、ラクテの古い机を新しい机に入れ換えるに着手しはじめた。
とりあえず引き出しの中を掃除していくことになった。
ミズゴロー「汚すぎるだろ。」
中身はラクテの個人情報だらけなので撮影しなかったが、電気技師の資格、カード、通帳、ポイントカード、鉛筆、リップクリーム、コンドームなどヤバかった。
ラクテ「資格のやつなくしたと思ってたんや!見つかってよかった!」
こいつに資格を与えたやつをクビにしろ。
ミズゴロー「あ!割引券あるやん!これは使えるな!…え?」
机の中から、カード屋の割引券が大量に出てきたのだが、その全部が期限が2017、2018。
頭が痛い。
極めつけは
ミズゴロー「ファイズフォンきたw」
いつの時代のやつだよ。
ラクテ「これ電池パックの蓋つぶれとって閉まらんのやw」
どうでもいい情報を教えてくれた。
このあと、頭の中でegoがかかり続けていた。
ラクテの机の中は魔境だった。
次は机の上を整理することになった。しかし、ここもまた魔境。休むところがない。
前の片付けの時に捨て忘れたくっそきたない鍵盤ハーモニカ(こいついつも捨て忘れてるな)や、謎の縦笛2本さらには
絵の具セットのミイラ×2が発見された。
こいついつから机に放置されてやがる…
絵の具セットのミイラ以外にも、裁縫セットのミイラが見つかる。
ラクテ「これ(裁縫セット)使えるから残しとくわ。」
死体はきれいに寝かしてあげろよ。お前は羅生門の髪ちぎるババア並みに死体へのリスペクトがないな。
正直ここまででも十分すぎるほどやばいのだが、序の口である。
ミズゴロー「なんで机の上から弁当が出てくんだよ!」
ボケの氾濫が収まらないラクテハウス。このボケのつまり具合はナイツの漫才より密度が濃い。
恐る恐る弁当の中身を確認したが、中に何も入ってなかった。肝心なところで詰めが甘いなお前は。
ラクテ「母さん!机から弁当出てきてこれまだ使えんで!」
ラクテはこの弁当を使おうとしていた。
お前こんな何年放置したかわからない弁当を使う気かよ!正気か!?
ラクテ母「そんなん汚いから使うな」
ラクテ母なんでそこだけ真面目なんだよ!!
くそみたいな親子の会話を聞いてしまったミズゴローは苦笑いするしかなかった。
あまりにもおかしい光景に膀胱も緩み、トイレにいきたくなったのでトイレへ。
相変わらずドアノブがなく、ドアを閉めれない。ラクテの母親もいるし、無理やり閉めようとミズゴローはドアに手をかけるがとあるものを見つける。
なんでトイレにドライバーが置いてあるんだ?
ミズゴローは前日夜のラクテとの会話を思い出した。
ミズゴロー「なんでドアノブがないんだよトイレ閉まらねえだろ。」
ラクテ「閉めれるわ。あとはドライバーでこじ開ける。」
ミズゴロー「ドライバーってなんやねん。」
あ、ドライバーってこれか!!
ミズゴローは長年の疑問を解決した気持ちよさと、ラクテハウスのトイレに閉じ込められる恐怖でおしっこを漏らした。
トイレを済ませて掃除を再開するミズゴロー、このあたりからTwitterでミズゴローへの同情が出てくる。
報酬を出してあげるべき、俺なら死ぬなど色んな感想を見た。
俺お前らが特殊清掃呼ばわりしなかったらただでやってたんだぜこれ。
謎の物体や呪いの人形など様々なものが出てくる。
おそらく、ここらへんから精神が壊れたミズゴローは悲鳴をあげながら黙々と片付けていたと思う。
そしてミズゴローはラクテハウスの闇を見つける(闇しかないとか言わない)
ミズゴロー「え?」
黒ずんだチョッパー(クリスマスバージョン)である。
ラクテの家はチョッパーへ多大な恨みでもあるのかな?
ここまでくると失った言葉を更に失うミズゴロー。麻雀で点数がマイナスまで行ったのに、気持ちよくなりたいからと永遠にやらされたり、ドグマブレードを目の前で見ている気分になる。
ラクテ「それちょっとかしてくれ。」
ラクテがニヤニヤしながらチョッパーを連れ去る。
ラクテ「ファーwww」
何が面白いねん。そのしたり顔をやめろ。
次に来るときには、二人とも真っ黒になっているかもしれないと思うと悲しくなる。
いくら相手が外道の海賊とは言え、ここまでひどいことをしていいのだろうか?
赤犬より過激派だろこいつ。
ラクテ「俺の机の片付け終わったし、次は弟のところや。」
ミズゴロー「??」
え?ここまで汚くて衝撃的なものばかりなのに次は弟のゾーンだと?
フリーザにあと二回変身が残ってるのを伝えられたときの気分である。
てか1つの机を弟と共有してたの?なんだこれは。
弟のゾーンに入ったが何も面白くなかった。ただただ汚いだけだった。
女の子からのメッセージがかかれた卒業アルバムと、ラクテから聞かされたその女の子やばいエピソードぐらいだった。
あとチャカを違法所持していた。
あまりにもつまらないので、ふと横を見る。
ミズゴロー「もうなれた。」
掃除計画を立ててる時に見たラクテの弟のベッドには、飲みかけの水や、お菓子の袋などたくさんのゴミがあったので、これを見ても特になんとも思わなかった。
おそらく半年以上放置されているが、なんとも思わなかった。
ゴミ袋に入れようと拾い上げようとしたが、
ミズゴロー「なんでここもクモの巣トラップしかけてあんねん!」
またクモの巣に引っかかるミズゴロー。今度のクモの巣は死んでいた。
死んでいたからなんだおまえが死ね。
なんとか拾い上げるが、なぜかこのペットボトル自体がクモの巣だらけであり、さらには髪の毛がクモの巣にはりついており、ゴキブリの残骸も一緒にはりついていた。
地獄のよくばりセットもしくはバーゲンセールとでも言いたいところだ。
ついに頭がおかしくなったのか、ミズゴローはこの物体を開封し、臭いを嗅ぐことにした。
https://twitter.com/mizugoro_00/status/1272101427188396033?s=19
臭すぎる死んだわ。
みんなは刺激物を嗅ぐときは、手であおいで嗅ごう。
そんなことをしながら足元を見る
ミズゴロー「え?」
ゴキブリの残骸である。
今まで残骸を見つけてもミズゴローは落ち着いて対処していた。
なのにこの残骸からはただならぬものを感じていた。
寒気が止まらない、震えが止まらない、粘りけのある汗が流れる。
なぜミズゴローが今さらここまでの恐怖を感じるかと言うと、ここはミズゴローが就寝した場所だからである。
いつからそこにいた?寝てるときに俺はこいつを踏みつけていたのか?それとも生きているこいつを俺が殺したのか?
ミズゴローの中に疑問が駆け巡る。
ミズゴロー「まじで汚すぎだろ。」
ミズゴローは気絶した。